タイトル名   メーカー、ブランド名   総プレイ時間  
9-nine- ゆきいろ
ゆきはなゆきのあと  
ぱれっと   6 時間前後  
                                       
シナリオ    グラフィック   音楽    キャラクター   総合点数    個人的評価  
(25/30)    (16/20)   A+(17/20)   (25/30)   A(83)     
 
初めに(前書き)

今回は 9-nine- ゆきいろゆきはなゆきのあと 単独の
レビューとなっています。9-nine はシリーズとして一応
4 作品と+αが発売されていますが、私はシリーズ初作品である
9-nine- ここのつここのかここのいろ (以降 1 作目と表記)に
9-nine- そらいろそらうたそらのおと(以降 2 作目と表記)の後
9-nine- はるいろはるこいはるのかぜ (以降 3 作目と表記)と
順番にプレイして 9-nine- ゆきいろゆきはなゆきのあと(以降
本作と表記)をクリアした段階で今回のレビューを書いています。
それと、まだ+αの部分のゲームをクリアしていないので、その
内容によっては最終的な評価が変わる可能性がある事はご了承
ください。また、9-nine- シリーズのレビューで何度も書いて
いますが当時プレイした人とは 温度感 が違います。何故なら
続編を待たずにプレイ出来るので、その辺りの感覚の方も
レビューの内容に反映されている可能性があります。その事を
理解された上で問題ない人のみこの先を読んで頂けると幸い
です。最後に本作と+α部分まで含めたシリーズの総括的な
内容をこちらでまとめています。これは ネタバレ 全開で書いて
いますが、私が 9-nine- という 作品 について思う事を全て
書きましたので興味がある方をご覧ください。一応+α部分の
ネタバレ は少なめにしています。

総評

シリーズを最後まで追いかけてきて本当に 良かった と思えた
ゲームでしたね。音楽以外の各項目評価は 名作 のラインに
届いていないですがそれは今までのシリーズの積み重ね
評価に含めていないので、それ込みなら個人的評価以外は
全ての項目で 名作 といえるラインに届いたゲームですね。
また音楽の部分はシリーズで一番高い評価をしていた 3 作目を
超えました。この部分は本作の評価だけなので、上でも書いて
いる積み重ねを考慮すればもう一段上でもおかしくないです。
そこまで本作を評価していながら個人的評価を 名作 にして
いない理由は、1 作目のメインヒロインである都の本作での
扱い方に納得がいっていないからですね。やっぱり都の純粋な
可愛さがあったからこそここまでプレイを続けて来られたと
いっても過言ではないので、そんな私からすればどうしても
もっと都を優遇して欲しいと思ってしまうんですよね。まあ
私の個人的な事情はこれぐらいにして、総評のまとめとしては
シリーズをここまで追っかけて来た人は問答無用で買って
プレイしてください。プレイした事を 後悔は しないゲームです。
でいいです。

あらすじとプレイについて

シリーズ過去のレビューで何度も書いていますが、簡単に
まとめると 特に特色のない学園都市に通う主人公の翔は
神社に祀られた「神器」が破損した事がきっかけとなり異能に
目覚めた少年少女達が巻き起こす数奇な運命に巻き込まれて
いく…これまでの奮闘でついに明かされた黒幕。そしてその
黒幕を倒すための鍵を握る少女。全ての決着をつけるために
何度も何度でも進み続けた先に至る結末はどのような結果を
もたらすのだろうか…(一部公式サイトより抜粋)といった
感じですね。
 
総プレイ時間は 6 時間前後ですね。少し特殊な選択をする
形ですが、基本的には一本道で進んでいきます。おおよその
区切りとしてオープニング曲が流れるまでが約 1 時間でそこ
から 3 時間はかからないぐらいで一区切りとなりその後に
2 時間ぐらいでだいたい終わる流れです。

シナリオ

1 作目〜 3 作目と少し流れが違い最初の方は本作ヒロインの
「結城 希亜」の能力と彼女との今までの違う出会い方を描写
しています。その後はこれまでのシリーズと同じようにほぼ
個別ルートに近い形で進んでいきます。そして、その後に
これまでの出来事の決着をつけるべく 様々な力 を借りて
とある結末へと至る流れを描写しています。
 
まず最初に本作は 1 作目〜 3 作目と比べてシナリオの 重み
違います。これまでも死人や消失といった事はありましたが
それらが軽く感じましたね。この重みは人によっては苦しく
感じる人もいるかも知れませんが 重み があるからこそ表現の
深み が増したと思います。そして、ただ重いだけではなく
本作ヒロインの希亜と主人公の翔との恋愛描写はもう本当に
甘々でとろけるような日々でした。そこからの落差もまた
シナリオの強弱をつける事に一役買っていましたね。さて
1 作目〜 3 作目ではアーティファクトユーザーを中心とした
様々な事件の本筋と主人公とヒロインとの恋愛描写。これら
2 つの内容がシナリオの評価の基準としていましたが、本作
ではそのどちらも高いレベルで両立しています。3 作目の
レビューでは「本筋の話は次作でその真価が問われる」と
書いていましたが、こちらも十分に評価出来る内容だったと
言えます。もちろん一切不満がない訳ではないですよ。複数回
プレイすれば細かい点で気になる部分もあります。それでも
9-nine- というシリーズのだいたいの伏線をまとめて回収
して区切りをつけて「うん。綺麗に終わったな」と最初に
クリアした時に私は感じられたので高く評価しています。
恋愛描写の部分でも希亜が少しずつ翔に背負う重みを解除
した姿を見せながら距離を縮めていく描写は良かったです。
そして希亜の変化と覚悟。そして可愛さを翔とプレイヤーは
感じられたからこそプレイ中に感情を揺さぶられたはずです。
まあ、総じて欠点らしい欠点を私は見つけられませんでしたが
1 作目〜 3 作目までの 積み重ね も本作のシナリオに大きく
影響しています。公式サイトでも 1 作目〜 3 作目までの
プレイを 強く推奨 しています。ならば本作だけのシナリオの
評価で 名作 とするのは違うなと考えて総評でも書いたように
今回はこの評価としていますが、1 作目〜 3 作目までの分も
考慮すれば 名作 のラインには乗っていますね。

グラフィック

シリーズを通して立ち絵や一枚絵のクオリティーはずっと高い
ですが、本作はこれまでの 3 つの作品と比べて演出がとても
良かったですね。具体的な事は ネタバレ になるので書けない
ですが 3 作目のナインと呼んだアレ以上のインパクトだと
私は思います。一枚絵に関しては 色々と 印象的な物が多い
ですが、一番好きなのはギャラリーの CG で 2 枚目の一番
上の左から 2 番目です。この 4 人の並びはここまでプレイ
してきた人に確実に刺さる一枚絵です。そしてその下に表示
されている一枚絵が本作で一番えげつない一枚絵ですね。もう
これは本当にね…言葉にならないです。そしてそれと双璧を
なすのが服を着てる状態の希亜を抱きしめている翔君が写って
いる一枚絵ですね。これも凄まじいインパクトでした。ただ
この場面でこの一枚絵がある事でシナリオでのクオリティが
あがったと私は思います。グラフィックの最初で書いたように
1 作目からずっと高い評価をしてきましたが本作では演出の
良さをどこまで評価するかと私が本作で一番好きな一枚絵が
ここまで 3 作品をプレイしてきたからこその良さがあると
考えて最終的にこの評価としています。それを考えなかったら
もう一段上の評価にしています。

音楽

いや、3 作目もかなり評価していましたけど、それを超えて
来ましたね。まずはエンディング曲の Be braver! です。正直
始めに聞いた時はそこまでかなと思っていたんですが、もう
一度聞いた時にはグッときましたね。特にサビの終わりに近い
部分の「未来へ向かおう」辺りが良いです。ただ、それ以上に
Squall がえげつなかったのでインパクトが強いです。まあ
出だしから心に突き刺さる歌詞ですが、あの場面でこの曲を
使った事の 効果は絶大 でしたし、音楽の使い方として 理想的
でした。私の。そして歌詞の最後「いつか必ず迎えに行く」は
もうね…本当に言葉にならないです。その上でそれを超えた
オープニング曲の DEAR MY WAKER ですよ。ゲーム中で
初めて流れた時はおしゃれだなと思いましたね。特に曲の
出だしで文字が表示された辺りが。そして歌唱付きで次に
ゲームで流れた時は印象的でしたね。そしてこの場面での
曲の歌詞を考えるとヤバいです。サビの部分の「あなたと
歩んだ未来を想う」から最後まで歌詞が…もう本当にね…
私は翔君だけでなくそれ以外のキャラクターの心情にも当て
はまるのではないかと思っています。そしてその少し後に
ピアノバージョンで流れた辺りでもう駄目です。この曲が
このゲームで一番好きな曲になりました。さて、次に BGM
ですが、やっぱり mile likelihood が印象に残っています。
まあ、流れた場面がズルいですけどね。ここまでが本作での
新しい音楽でこの時点で既に A+ の評価に届いていると考えて
いますが、ここに今までの 3 作品のオープニング曲のピアノ
バージョンに加えて under themoon などの BGM も加えると
それ以上の評価をする人がいてもおかしくないと思います。

キャラクター

さて。誰から書くか迷いますが、ここはサブキャラクター達から
書きます。高峰やゴーストに成瀬先生。そしてソフィーティアに
イーリス。これらのキャラクター達は皆それぞれに見せ場があり
信念や覚悟を感じられる場面が多くありました。特に与一は正直
3 作目での彼の立ち回りでは 狂気 がまだ少し足りなく感じて
いましたが本作ではそれも十分感じられました。まあ、彼は
好き嫌いが分かれるキャラクターではありますが、彼のような
キャラクターがいたから 9-nine- というシリーズに 緊張感
生まれたと思っていますので、そういった意味では重要な
キャラクターでしたね。後は違和感というか気になった部分
では高峰が与一に向ける感情…というか考え方の描写が弱い
ですね。どうなんでしょう?この後の+αでその辺りも含めて
与一周りの描写もされるのなら最終的な評価は変わる可能性は
ありますが、現状では良い評価は出来ないですね。さて。次は
主人公の翔君です。3 作目も十分カッコいいですが、本作では
それを超えて来ましたね。いや、本作では 様々な経験 をした
からこそたどり着いた境地。この描写は賛否がありそうですが
私はこの翔君に魅力を感じました。色々な想いや気持ちを胸に
抱きながら進み続けた彼の結末も含めて「ありがとう」と彼に
言葉をかけてあげたいですね。そしてそんな翔君と結ばれる
本作メインヒロインの希亜ですが、これもまあ凄かったです。
3 作目のレビューで ギャップ 萌えの王道で次回作に期待が
持てると書いていました。実際の所は ギャップ という部分は
間違っていませんでしたが 破壊力 が違いました。何というか
希亜なりの考えをもって行動した結果がプレイヤーと翔君に
クリティカルに刺さりまくりました。また、希亜自身のあり方や
境遇もこれまで明かされる事が無かったですが、それらを描写
された後の彼女の決意と覚悟は尊いと感じましたね。そんな
尊さと可愛さ。この 2 つを両立している事が彼女の魅力
ですね。後は総評でも書いたようにこれまでの 3 作品での
積み重ね を本作の評価に入れるかどうかで 名作 のラインに
届くか変わると思います。


Hシーン

1 作目〜 3 作目と同じように回想シーンに 3 つ 収録されて
います。プレイ内容は個人的には 3 作目より薄くなっていると
感じますね。ただ、一番最初のHシーンでこちらを見つめる
希亜の 幼さ (私はロリコンじゃないけど) ズドンと心を
掴まれる人もいると思います。後はそうですね…選択肢で
髪型を変えられるのですが、希亜の体系であの髪型も多分
ズドンとハマる人にはハマるのではないかなと感じましたね。

最後に一言

+αで私の願望はかなうのだろうか…


 
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